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[ 初公開日:2014年6月16日 ] |
前作 "053. 6桁ニキシー管時計" の失敗を踏まえて、この度7年越しに、ハードウエア的にもまったく新たに作り直して、 ニキシー管時計に再挑戦してみました。 |
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前作で失敗した電源部の高電圧DC−DCコンバータ回路については、"O-Family"
さんから、そっくりいただくことにしました。 そして、そのパターン設計についても "O-Family" さんから教えていただいたポイントを、そっくり盛り込みました。 その節はたいへんお世話になり、
本当にありがとうございました。 今回製作のニキシー管時計では、前作のようなアルミケースとディスプレイケースとを組み合わせることはやめて、ディスプレイケースのみにすべてを収納したシンプルな構成としました。 また、前作ではプリント基板を、表示部、制御部、電源部と3つに分けて製作をしたため、総合的に占める平面積が大きくなってしまったのですが、今回は制御部と電源部とを同一基板内に収め、かつ 電源部からACアダプタを押し出して外部供給とし、収納用のディスプレイケース内に収まるサイズとしました。 |
【 お知らせ 】 ( 2024/5/27 ) 本機 "173. 6桁ニキシー管時計(改良版)" をホームページ上に公開をしてから早くも 10 年が経とうとしていますが、最近、ホームページをご覧になった方からの質問で、私が久しぶりにニキシー管時計に係わったことと、 今なお、私の部品箱内で製作されるのを順番待ちしている、 本機とは異なったニキシー管が存在することから新たな製作意欲が湧いてきて、今回 "200. 6桁ニキシー管時計 III" の製作に至り、公開をしました。 興味のある方は、ぜひご覧になってください。 そして、新作の "200. 6桁ニキシー管時計 III" で採用をした、ブルー LED を用いたディスプレイ効果に気を良くして、本機でもそのブルー LED 化の改造を試みてみました。 上の目次中に *1 〜 *3 を付してある項目が、そのブルー LED 化関連を表しています。 本機には、従来から "年月日" の表示機能はあっても "曜日" の表示機能がありませんでしたが、ブルー LED の表示パターンによって、 常時は "曜日" を表すようになります。 |
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また、ブルー LED 化の改造に伴うプログラムの部分追加だけではなく、今回の改造を機に、プログラム全体についてをまったく一新して別の物に入れ替えました。 したがって、従来の本機と比べると各スイッチの機能や操作性にも改善を図っています。 詳細は本文の各項目をご覧ください。 |
回路図の再検討と一部変更 電源部の高電圧DC−DCコンバータ回路については、上述のように "O-Family" さんから、そっくりいただくつもりだったのですが、私が使用したCDSの特性の違いもあってか、やはり私が希望する 高圧(170V 程度)は得られませんでした。 多少の改善は見られたものの、実際には MAX 150V 程でした。(前作では MAX 約130V 程度) そこで、上回路図に示すように、1KΩの半固定抵抗を 100KΩに変更をし、CDSは回路から撤去(図中の赤色X印)してしまいました。 その結果、この状態で MAX 180V 以上が出力されるようになり、 私としても十分満足が得られるようになりました。 100KΩの半固定抵抗、および、その前後の抵抗値を吟味することによって、もっと最適値になることと思いますが、完成しているプリント基板を、 必要以上にハンダの取り外しをしたくないため、以上の改善に止めました。 余談ですが、ユニバーサル・プリント基板は、手軽に使用できるために、私は最近(と言っても 10年以上になりますが)好んで使用するようになったのですが、ランドと基板との接着面積が極めて小さいために、 熱によって非常に剥がれ易い状態になります。 ハンダ付けをするときは通常殆んど問題はないのですが、部品を基板から外すときは細心の注意を払っても、時々ランドが剥がれてしまうことがあります。 したがって、手直しは極力避けたいといつも思っています。 半固定抵抗を高値に変更したために、ディマー回路はまったく機能しなくなったこともあって、CDSをこの電源回路から取り去りその代替として、上回路図の左上に示すように、PICのアナログ入力ポートに 新たなCDSによるディマー回路を接続して、従来どうりソフトウエア制御する方法に戻しました。 そして、高電圧DC−DCコンバータ回路の出力電圧は、上回路図では +170V と記されていますが、実際にはニキシー管の光り具合(輝度)から判断(ダイナミック点灯のため、プログラミングの仕方によって 輝度はかなり変化する)をして、現在、約 +160V に調整して使用をしています。 ちなみに、コイル 220μH の発熱や唸りの現象は、まったくありません。(前作では 特に発熱がひどかった) また、上回路図において、コロン(:)として使用している4つのLEDの電流制限用抵抗として、当初、それぞれのカソード側だけに 390Ωを直列に接続していたのですが、実際にプログラムで制御してみると、 高輝度LEDであることもあってニキシー管よりもかなり明るく点灯していたため、アノードコモン側にも 560Ωを入れました。 本来それぞれ4つの 390Ωをもっと高い値に変更すべきですが、 ここでも上記のように抵抗の取り外しを極力避けるために、安易な方法を採りました。 ニキシー管とLEDとの輝度的なバランスはほぼ良くなったのですが、今回使用したLEDは、数年前に "秋月電子通商" で購入した( 下記参照 )オレンジ色のLEDで、 両者の色合いの違いは微妙に異なっていて、これだけは何ともなりません。 |
| 回路図 (NixieTubeClockII.CE3) | ページトップ |
ブルー LED 化の改造について 本機をブルー LED 化のための改造を行うには、6桁ニキシー管時計のため6個のブルー LED が必要になります。 すなわち、それらの LED を個々にコントロールするためには、通常は PIC にも同数の空きポートが必要ですが改造前の 回路図 を見れば分かるように、本機には RA5 の1個だけしか空きポートがありません。 しかし、もしも PIC に2個の空きポートを確保できれば、I2C インターフェースを使用することも可能になるため、I/O エキスパンダ IC PCF8574/74A を使用して新たに8個のポートを確保することが可能で、 6個の LED をコントロールすることぐらい何の造作もなくできるようになります。 そこで、あと1個(以上)のポートを PIC 側に確保するため、現在、RA0 アナログポートに収容している CDS のディマー機能を廃止して、再びハードウエアのディマー機能に戻します。 従来の 回路図 では、 CDS に私が所有するジャンクの CDS を使用したために、高電圧の発生回路がうまく機能しなかったためにソフトウエアディマー機能に変更をしたのですが、秋月電子扱いの CDS M15527 を使用すれば問題がないことが、 "200. 6桁ニキシー管時計 III" で確認ができているので、あえてソフトウエアディマー機能にする必要はありません。 従来の回路図では、2個のアナログポートを確保するために、次図のように 水色で示した RA0(AN0)、RA1(AN1)、RA3(AN3) の3個の A ポートが使用されていましたが、これを1個だけのアナログポートを確保する場合には、 黄色で示した RA0(AN0) だけで済むため、RA1(AN1) と RA3(AN3) はデジタルポートとして使用することができます。 ちなみに、図中の RE0(AN5)、RE1(AN6)、RE2(AN7) は 40 ピン用で、28 ピンデバイスにはありません。 このように、ADCON1 レジスタの A/D ポート構成コントロールビット PCFG <3:0> を、'0101' から '1110' に変更をします。 そして、RA0 アナログポートに収容している CDS のディマー機能を廃止後に、 RA1(AN1) に収容していた温度センサを RA0(AN0) に収容替えを行います。(なお、次図は Microchip Technology Inc 社のデータシート PIC16F87XA から抜粋をしたものに、私が彩色をしました。) こうして PIC には3個の空きデジタルポートができ、その内の2個のポートを使用することによって、ソフトウエア I2C インターフェースと I/O エキスパンダ IC PCF8574/74A を使用して、6個のブルー LED を自由にコントロールすることが可能になりました。 なお、RA0 〜 RA3 のすべてで従来から収容替えを行っているので注意をしてください。 次にスイッチ類についてですが、従来 SW5 にスライドスイッチを使用していましたが、この改造を機に他の SW1 〜 SW4 と同様なタクトスイッチに取り替えます。 今回の改造では、ブルー LED 化のためのプログラム追加だけでなく、 全体のプログラムについても一新をさせます。 そのため SW1 〜 SW5 のすべてのスイッチについても、その名称および各スイッチに割り当てる機能についても従来から変更をします。 また、従来の本機には ICSP 端子は設けていなかったのですが、今回の改造でついでにピンヘッダ 6P を新設したことによって、PIC に新たなプログラムを書き込む場合に、プリント基板のソケットから PIC を取り外さなくても、 そのまま(プリント基板に搭載したまま)の状態で書き替えることができます。 プログラムの開発者である私の場合には、デバッグ中には何度も何度も書き換えを行うのでとても便利になります。 他にあと一点変更をしたものがあります。 従来、電源の三端子レギュレータに 300 mA 用の 78N05 を使用していましたが、回路が増えたことによって少々熱を持つようになったため、安全を見て 1A 用のものに取り替えておきました。 |
| 回路図 (NixieTubeClockII2.CE3) | ページトップ |
以下はブルー LED 化改造後のケース外観と内部の様子です。
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本項では旧項の内容を削除して、ブルー LED 化改造後の内容に一新をしました。
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そこで、これらのネスト回数を全体で 8 回以下に抑えるために、その対策として、サブルーチンを呼ぶ方と呼ばれる方の関係が、1対1になっている (1) 、(2) 、(3) 、(8) のどこかでサブルーチンコールを止めるように対処します。 今回は1か所で良いのですがスタックに余裕を持たせるために、(1) でのサブルーチンコール(xtime_monitor)を止めて、ここには xtime_monitor の内容コードを直接埋め込み、また、(2) では(alarm_sound)へ goto で飛んで goto で main 側に戻るように変更をしました。 なお、修正プログラムについては、次の最新バージョン: Ver. 3.01 に収録をしてあります。 |
現在の最新バージョン: Ver. 3.01 ( 2024/6/26 更新 )
ソースファイル (NixieTubeClockII.asm) | ||
I2C (SCLクロック周波数 = 100/400 KHz) サブルーチン (I2C_XS.sub) | ||
HEX ファイル (NixieTubeClockII_74.hex) ... PCF8574 用 | ||
HEX ファイル (NixieTubeClockII_74A.hex) ... PCF8574A 用 |
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<参考> 旧バージョン: Ver. 2.41 ( 2024/5/29 更新 ) | ||
ソースファイル (NixieTubeClockII_241.asm) | ||
サウンド・サブルーチン (Sound.sub) | ||
HEX ファイル (NixieTubeClockII_241.hex) |
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使用したプリント基板(1)は、"サンハヤト" の "ICB-97" ガラスエポキシ片面ユニバーサル基板です。
そのままではケース内に収まらないため、図のように上下の ----- 位置でカットして、適当なサイズに加工後使用しました。
(プリント基板(1) 部品配置図) | (ブルー LED 化改造後) |
| 部品配置図 (NixieTubeClockII_1PC0.CE3) | (NixieTubeClockII2_1PC0.CE3) | ページトップ |
使用したプリント基板(2)は、"秋月電子通商" の "New_Board 1L" (通販コード P-103250 ) ガラスエポキシ片面ユニバーサル基板です。
(プリント基板(2) 部品配置図) | (ブルー LED 化改造後) |
| 部品配置図 (NixieTubeClockII_2PC0.CE3) | (NixieTubeClockII2_2PC0.CE3) | ページトップ |
修正後の写真 参考 修正前の写真(拡大) |
| プリント基板(1)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII_1PC.CE3) | ページトップ |
正面側 | 背面側 |
下図において、青色で示した部分(3本の太線 Vcc を除く)が、今回のブルー LED 化に伴って必要になった改造部分で、改造前の上図の プリント基板(1) から
変更を行った部分が良く分かるように青色表示にしました。 改造前の上図と見比べてみてください。
まず、左上の 100KΩの半固定抵抗を 1KΩのものと取り換え、そしてその右隣の位置に CDS(秋月扱い M15527)を取り付けます。 その結果、右下にあった CDS 用のコネクタ(ピンヘッダ 3P)と プリント基板(4) は不要となります。 ソフトウエアで行っていたディマー機能動作を、再び、ハードウエアのディマー機能に戻しました。 また、左下の三端子レギュレータが回路変更で電流が増え少々熱を持つようになったため、300 mA 用 78N05 を 1A 用の 7805 に取り替えました。(写真には反映されていません) 次に、右端に並んでいた4個のタクトスイッチと1個のスライドスイッチ、およびそれら各スイッチへの配線のすべてを撤去します。 ただし、ハンダ面側についての GND 線は必要なので、 図のように右端縦一列の状態で残しておきます。 これらのスイッチ類は私がプログラムのデバッグ中に使用していたもので、本機としてはもともと必要ではありません。 撤去した跡地の上部位置に重なる場所には、Φ3.2 の青〇の穴を2個開け、10 mm 長のスペーサーを介して新たに作製した プリント基板(5) を取り付けます。 最後に右下の青色群で示した改造部分ですが、最初に、不要となった CDS 用のコネクタ(ピンヘッダ 3P)と、RA3 に接続されている抵抗 10 KΩを取り除きます。 そして、ハンダ面側の一部分にもパターン(配線)替えが必要となるので、パターン図を見ながら慎重に行ってください。 この右下部分では、ブザー用のピンヘッダ 2P と積層セラミックコンデンサ 0.1μF の位置変更と、I2C インターフェース用のピンヘッダ 4P、ICSP 用のピンヘッダ 6P の取り付け、および それら各ピン周りの配線が必要です。 I2C インターフェース用のピンヘッダ 4P は、上部に取り付けた プリント基板(5) との通信用のもので、コネクタ接続をします。 また、ICSP 用のピンヘッダ 6P を新設したことによって、PIC に新たなプログラムを書き込む場合に、プリント基板のソケットから PIC を取り外さなくても、 そのまま(プリント基板に搭載したまま)の状態で書き替えることができます。 プログラムの開発者である私の場合には、何度も何度も書き換えを行うのでとても便利になります。 |
| プリント基板(1)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII2_1PC.CE3) | (NixieTubeClockII2_1PC2.CE3) | ページトップ |
正面側 | 背面側 |
修正後の写真 参考 修正前の写真(拡大) |
| プリント基板(1)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII_1PC1.CE3) | ページトップ |
下図において、左下の赤色で示した部分が、今回のブルー LED 化に伴って必要になった改造部分で、改造前の上図の プリント基板(1) から
変更を行った部分が良く分かるように、部品面とは逆に赤色(ただし、プリント基板(5) の取り付け用の〇穴は青色)表示にしました。 改造前の上図と見比べてみてください。 |
| プリント基板(1)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII2_1PC1.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII_2PC.CE3) | ページトップ |
正面側 | 背面側 |
各ニキシー管のカソード K1 足ピンとカソード K5 足ピンとの間が1ピン分隙間が開いているので、その隙間から左下のパターン図のように1個ずつブルー LED を挿入して、各ニキシー管の真下に全6桁分を取り付けます。
そして、それらの各ブルー LED の足ピンとの配線のためのピンヘッダ 7P を、JA と JB コネクタの中間あたりに取り付けておきます。 なお、私が使用したブルー LED は以前に Yahoo!オークションで入手したものなので、メーカー、型番は不明ですがΦ3 mm のものを使用しました。 既に取り付け済みの各ニキシー管の股下の長さにもよりますが、 たぶん、LED の足ピンを切って適度な長さに調節しないと挿入が難しいと思いますが、LED の極性には十分注意をして取り付けてください。 |
| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII2_2PC.CE3) | ページトップ |
正面側 | 背面側 |
| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII_2PC1.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII2_2PC1.CE3) | (NixieTubeClockII2_2PC3.CE3) | ページトップ |
スイッチ部は、プリント基板(1)に実装されていますが、透明カバーを被せてしまうと操作ができなくなるため、もう1組追加してケースに収納後も 簡単に操作ができるようにしました。 ( プリント基板(3)の取り付け 参照 ) |
コネクタ, ケーブルを 取り付け前の様子 , 取り付け後の様子 |
| プリント基板(3)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII_3PC.CE3) | ページトップ |
回路図(ブルー LED 化改造後) の項でも述べたように、従来 SW5 にスライドスイッチを使用していましたが、この改造を機に他の SW1 〜 SW4 と同様なタクトスイッチに取り替えます。 今回の改造では、 ブルー LED 化のためのプログラム追加だけでなく、全体のプログラムについても一新をさせます。 そのため SW1 〜 SW5 のすべてのスイッチについても、その名称および各スイッチに割り当てる機能についても従来から変更をします。 |
コネクタ, ケーブルを取り付けた様子 |
| プリント基板(3)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII2_3PC.CE3) | ページトップ |
コネクタ, ケーブルを 取り付け前の様子 , 取り付け後の様子 |
| プリント基板(3)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII_3PC1.CE3)
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コネクタ, ケーブルを取り付けた様子 |
| プリント基板(3)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII2_3PC1.CE3)
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上述 したようにディマー回路を変更しましたが、プリント基板(1)には変更後の回路を乗せるスペースがないため、新たに小基板を
作製しました。 このプリント基板(4)には、プリント基板(1)と接続用のコネクタを裏面に配置するため、その取り付けに一工夫をしています。 右上の丸いものは、ディマー機能動作のためのCDSセル(CL703L)で、ジャンクを流用のためメーカー、詳細な定格等は不明です。 |
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| プリント基板(4)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII_4PC.CE3)
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| プリント基板(4)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII_4PC1.CE3)
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本機をブルー LED 化に改造するにあたって肝となる新設のプリント基板(9 x 12 穴)で、プリント基板(2) に追加したブルー LED 6個の点滅をコントロールするためのものです。 プリント基板(1) に搭載の PIC と、本プリント基板(5) の I/O エキスパンダ IC PCF8574/74A 間で、I2C インターフェースを介しての通信制御を行います。 |
コネクタ, ケーブルを取り付けた様子 |
| プリント基板(5)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockII2_5PC.CE3) | ページトップ |
コネクタ, ケーブルを取り付けた様子 |
| プリント基板(5)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockII2_5PC1.CE3) | ページトップ |
"時" と "分"、"分" と "秒" との間の区切りとしてコロン(:)を表示したいのですが、ニキシー管ではありません。 たとえあったとしても
現在となっては入手できないのが実情です。 (私がコロン(:)に拘るのは、2つのコロンすなわち4個の点を、それぞれ個別にコントロールしたいためです。) そこでコロン(:)に見せかけた物を自作することになるのですが、ネットを検索しているとネオン管を使用したものをときどき見かけます。 しかし区切りにはなっていますが コロン(:)ではないのが大勢のようです。 私もネオン管は数十個の手持ちがありますが、今回使用したニキシー管にサイズ的に見合ったものはありません。 あれこれと考えたのですが、次の写真のようなLEDを使用することにし、そしてそのLEDの保持には、ピンヘッダを使用した空中配線としました。 ・ LED仕様: Agilent(Hewlett-Packard)、HSMV-A100、オレンジ、3228サイズチップ、("秋月電子" で購入) ・ ピンヘッダ仕様: HRS、型番不明、台座から上部分の実測ピン長さ16.5mm、(Yahoo!オークションで入手) もっと長いピンヘッダがあればいいのですが、写真のようなものしか手持ちにないため、これを使用することにしました。 まず 3P ずつに分割し、右写真のように 天地を逆にしたもの同士を真ん中でハンダで接続します。 次に2個のLEDをニキシー管の数字位置に見合った高さに配置してハンダ固定します。 そして正面に向かって 右端のピンを写真のように切断分離し、最後に切断した上部のピンと左端のピンを背面でジャンパします。 極性は両端がカソードで真ん中がアノードコモンです。 |
下段の 40P のピンヘッダは比較用のもので、私が通常 使用している "秋月電子" で購入のピン長さ6mmのもの |
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両基板の構造的な結合には、下写真のようなΦ3 x 20mm のジュラコンスペーサ("共立エレショップ" で購入)を4個使用し、ビスナット等で固定して
2階構造としました。 また、電気的な結合には、下写真のようなコネクタを使用しています。 プリント基板(2)側では、1列ピンヘッダと2列ピンヘッダ間を、ワイヤーラッピングで配線を行い、 そして、2列に変換したピンヘッダ(オス)を、プリント基板(1)側の2列ピンソケット(メス)と接続をします。 なお、1列ピンヘッダと2列ピンヘッダ間の 11本のワイヤーには、左右ともΦ2.0 の透明なチューブを被せて、各ワイヤがバラバラになるのを防ぐとともに補強を兼ねています。
以下は、ブルー LED 化改造後の写真です。
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使用したケースは、今回新たに購入したものではなく数年前にどこか(セリア?)の 100均で購入したものの、使用しないでそのまましまってあった、"ディスプレイケースミニ 「和泉化成」" という、
スチロール樹脂ケースを使用しました。 (余談) ところがこのケース、"135. ハイブリッドAMスーパーラジオ" の製作で使用したケース、"コレクションボックスミニ 「ダイソー」" と どう見ても瓜二つです。 販売元、商品の名称は異なっていますが、材質、サイズ等はまったく同じで、やはり同じものではないでしょうか? |
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注. | 左側面図でΦ10 の○穴は、透明カバーに開けることを示す。 また、Φ2.6 タップとあるのは、透明カバーにはΦ2.8 の穴、台座には M2.6のタップを切ることを示す。 |
右側面図でΦ3.2 x 2、Φ4.5 x 4 の各 ○穴、および、2 x 4 の □穴は、透明カバーに開けることを示す。 また、Φ2.6 タップとあるのは、左側面図と同じ。 | |
なお、ブルー LED 化改造後には、右側面図の 2 x 4 の □穴を Φ4.5 の ○穴に変更 して、透明カバーに開け直しが必要。 |
| ケース加工図 (NixieTubeClockII_CS.CE3) | ページトップ |
当初、台座の裏面が下写真のような構造(凸部分がある)になっていることなど、まったく知らず(気に留めず)に、プリント基板(1)に4つの固定用穴を開けてしまいました。 そしていざ、台座側にも穴を開ける段になって、プリント基板(1)を台座の中央に配置させると、下写真のように偶然にもぶつかりはしないものの、凸部分とはぎりぎりの位置で隣り合わせになってしまうことに 初めて気が付いたのです。 |
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使用したスチロール樹脂ケースの厚さが比較的薄く作製されているので、また、プラグの抜き差しに結構力が加わるため、DCジャックを 直接ケース側面に取り付けるには、強度的にかなりの不安を感じます。 そこで、下図のようなL型に曲げた取り付け用金具をアルミ板で作製し、それにDCジャックを取り付けています。 |
(参考図) DCジャック取り付け用金具 アルミ板(サイズ: 25 x 35 x 1 mm 厚)を左図のように、穴あけ加工後 …… 位置で内側に 90度折り曲げる。 使用したDCジャックは、"マル信無線電機" の "MJ−60" という、パネル取付用の2.1mm標準DCジャックで、"秋月電子" で取り扱いのもの。 Φ3.2 x 2 は、ケースの台座に固定する穴で、台座の裏面にも補強のために、アルミ板を挟んでビスで固定をした。 なお、最右下の写真で、透明カバーと台座の境目部分にビスの頭が写っているが、これは透明カバーを台座に固定するためのもので、左右側面に1対ずつ 透明カバーにはΦ2.8 の穴、台座には M2.6のタップが切ってある。 使用したこのディスプレイケースでは、台座の上に透明カバーが自重で乗っているだけという構造なので、ブカブカで不安定極まりないためビスで固定をした。 |
実際にケース内に取り付けた様子 |
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DCジャックの取り付けを、いろいろな方向、角度から見た様子 |
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上述 したように、スイッチ部はプリント基板(1)にも実装されていますが、透明カバーを被せてしまうと操作ができなくなってしまうため、
もう1組追加をしてケースに収納後も簡単に操作ができるようにしました。 左下図は上記 ケース加工図 の右側面図の一部で、必要部分だけを抜き出したもので、実際のプリント基板(3)の取り付けの様子を、右下写真に示します。 この基板では、スイッチを操作するのにそれほどの強い力が加わるものではないので、ケース右側面にスペーサを介してビスナットで固定をしました。 |
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(主要部品: IC, トランジスタ等) | (データシート) | ||
PICマイコン | .................... | PIC16F873A | |
I/O エキスパンダ | .................... | PCF8574/PCF8574A | |
オペアンプ | .................... | LMC662CN | |
高精度IC温度センサ | .................... | LM35DZ | |
DC-DC コンバータ | .................... | NJM2360AD | |
三端子レギュレータ | .................... | μPC78N05 | |
トランジスタ | .................... | 2SA1015 | |
トランジスタ | .................... | 2SC2551 | |
高耐圧 MOS FET トランジスタ | .................... | 2SK3234 | |
ダイオード | .................... | UF2010 | |
ダイオード | .................... | 1S1588 | |
超高精度クリスタルモジュール | .................... | KTXO-18S | |
フォトカプラ | .................... | TLP627-2 | |
TTL ニキシー管ドライバ | .................... | K155ID1 (К155ИД1), SN74141 | |
ニキシー管 | .................... | CD81 |
| 部品表
| Excel ファイル (NixieTubeClockII_parts.xls)
| ページトップ |
PIC16F873A データシート | .......... | https://akizukidenshi.com/goodsaffix/PIC16F873A-ISP.pdf |
LM35D データシート | .......... | https://www.ti.com/jp/lit/ds/symlink/lm35.pdf?ts=1715499476289&ref_url= ... |
PCF8574/PCF8574A データシート | .......... | https://www.nxp.com/docs/en/data-sheet/PCF8574_PCF8574A.pdf |
6桁ニキシー管クロックの作成 | .......... | http://www.mars.dti.ne.jp/~ogura/e_hobby/nixie_clock.html |
AVRマイコン ATmega88 + ニキシー管 デジタル時計 | .......... | http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/DigClock/ATM88Nix/ATM88Nix.html |
200. 6桁ニキシー管時計 III(IN-17) | .......... | https://xyama.sakura.ne.jp/hp/NixieTubeClockIII.html |