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[ 初公開日:2014年6月16日 ] |
以下に紹介する "6桁ニキシー管時計" は、2006年〜2007年頃に製作をしていた作品ですが、結果として "失敗作" です。
失敗作をネット上に公開することは、自分自身すごくためらわれましたが、その "改良版" をこの度 作製しましたので敢えて、その作製過程の一部としてここに取り上げ、
公開することにしました。 そして、この "失敗作" については、既に貴重なニキシー管等、主要部品を "改良版" の方へ転用しましたので、今となってはその残骸が残るのみで、まともな形では存在していません。 失敗の一番の要因は、下の写真ではニキシー管の光り具合がよく分からないかもしれないですが、実際には光り方がかなり弱く、その原因が私が行なった DC-DCコンバーターのパターン設計にあり、 高い電圧が発生してくれないのです。 原因も分かっているのでそれを直せば良さそうなものなんですが、何か気が抜けてしまって、また次のような理由もあって、結果的に現在までずっと放置をしてありました。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― この作品は、ニキシー管とPICとを組み合わせた、"ニキシー管時計" です。 昔々、数字表示器が7セグLEDに取って代わった頃、秋葉原の "亜土電子" の店先で投げ売り? (@100円) していたものを、目的もないまま 10本程まとめて購入し、 ずいぶん長い間、部品箱でそのまま眠っていたニキシー管です。 最近、ネット上では "ニキシー管時計" が静かなブームとなって騒がせていますので、私も挑戦してみることにしました。 時計部は、サイト "RUU's Home Page" で紹介されていた "6桁ニキシー管クロックの作成" を、 電源部は、サイト "マイナビニュース - パソコン … 愉しみを数ボルト" (現在リンク切れ) で紹介されていた "DC-DCコンバーター回路図" を参考にしました。 |
| 回路図 (NixieTubeClock.CE3) | ページトップ |
2枚のユニバーサル基板をタカチのアルミケース "YM-150" (W150 x H40 x D100) に詰め込んだが、以下の写真のようにいっぱいいっぱいで、面的にはまったく余裕がなくなってしまった。 |
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以下はニキシー管表示部ですが、写真の写りが悪くぼやけてしまいました。 ( 2014/06/16 追加 )
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オリジナルでは、HEXファイルのみでソースの公開がないため、プログラムの修正変更がいっさいできない。 そこで、フリーソフトウエアの "帝" で逆アセンブルをしてソースファイルを作成し、それを参考にさせていただきました。 |
バージョン: Ver. 1.20 ( ただし、開発途中で未完成です。) |
ユニバーサル基板では手ごろなサイズのものがなく、いろいろ考えた結果、秋月電子の片面ガラスエポキシ・
ユニバーサル基板 Cタイプ
(72 x 47 mm)[AE-3] を2枚使用し、それらを下図のように L型アルミアングルで接続して必要サイズとした
| プリント基板(1)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockDspPC.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(1)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockDspPC1.CE3) | ページトップ |
下部中央に位置する 16P DIP IC は、ニキシー管ドライバ用TTL"SN74141N" 相当のロシア製TTL "К155ИД1 (K155ID1)"
| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockCtlPC.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockCtlPC1.CE3) | ページトップ |
そもそも "ニキシー管時計" としての失敗の原因は、このプリント基板(3)にありました。 MC34063A を使用したDC−DCコンバータ回路の出力が、
170V(希望)を出てくれないのです(負荷接続時でMAX約130V程度)。 そしてその原因がこの基板のパターンにあったのです。 たいして何も深く考えもせずに、ブレッドボード上で少しばかり試しただけで、この基板上に組み込んでしまいました。 部品の配置のまずさが原因とは、思いもよらないものでした。 (したがって、ここで公開しているパターン図は、悪い例の見本です。) それを指摘し教えてくれたのが、"O-Family" さんでした。 私がDC−DCコンバータ回路の 出力で悩んでいた頃、彼とはひょんなことからネット上で知り合い、メールのやり取りで懇切丁寧に教えてくださいました。 その節はたいへんお世話になり、本当にありがとうございました。 "高電圧DC-DCコンバータ回路" の詳細については、現在、彼のホームページ上で 公開されています。 ( 2014/06/16 追加 ) |
上部中央に位置する大きなサブプリント基板は、秋月電子で扱っていたスイッチングACアダプタ (BSW0090 (CHINA)
12V 700mA @200)のケースを外して中身を取り出したものを使用
| プリント基板(3)パターン図 (部品面) (NixieTubeClockPwrPC.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(3)パターン図 (ハンダ面) (NixieTubeClockPwrPC1.CE3) | ページトップ |
右端はディマー機能動作のためのCDSセル(CL703L)、
ジャンクを流用のためメーカー、詳細な定格等は不明
左から SW2: UPスイッチ、SW3: SETスイッチ、SW1: DOWN/ZEROスイッチ | |
SW4: MODEスイッチ | |
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使用したケースは、"タカチ" の "YM-150" アルミケースです。
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| ケース加工図 (NixieTubeClockCS.CE3) | ページトップ |
(主要部品: IC, トランジスタ等) | (データシート) | ||
PICマイコン | .................... | PIC16F876 | |
オペアンプ | .................... | LMC662CN | |
高精度IC温度センサ | .................... | LM35DZ | |
DC-DC コンバータ | .................... | MC34063A | |
三端子レギュレータ | .................... | μPC78N05 | |
トランジスタ | .................... | 2SA1015 | |
トランジスタ | .................... | 2SC1815 | |
トランジスタ | .................... | 2SC2551 | |
高耐圧 MOS FET トランジスタ | .................... | IRF820 | |
ダイオード | .................... | 1N4007 | |
ダイオード | .................... | 1S1588 | |
超高精度クリスタルモジュール | .................... | KTXO-18S | |
フォトカプラ | .................... | TLP627-2 | |
TTL ニキシー管ドライバ | .................... | SN74141 | |
ニキシー管 | .................... | CD81 |
| 部品表
| Excel ファイル (NixieTubeClock_parts.xls)
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6桁ニキシー管クロックの作成 | .......... | http://www.mars.dti.ne.jp/~ogura/e_hobby/nixie_clock.html |
【コラム】愉しみを数ボルト | .......... | http://news.mynavi.jp/series/volt/002/ (現在リンク切れ) |