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[ 初公開日:2016年7月31日 ] |
本基板では、4Kビット(4 bit x 1,024 Word)のメモリチップを 16 個使用して、8KバイトのRAMメモリを構成しています。 先の 19、20 基板と同じように 本基板1枚で8Kバイトを 構成していますが、使用しているメモリチップの構成が異なっています。 |
先の 19、20 基板で使用している TMS4044-45NL は 1 bit x 4,096 Word のメモリ構成ですが、今回使用の TMS4045-30NL は上述しているように 4 bit x 1,024 Word 構成です。
メーカーはともにTI(テキサスインストルメンツ)社のもので、型番から言っても同時期のものと思われます。 実は、このメモリチップ TMS4045-30NL を、数年前に Yahoo! オークションで 50数個を格安で入手していました。 もちろん、そのときには 35年以上も以前の古いデバイスでもあるし、 今回のように具体的な使い道を想定していたわけではなかったのですが、とりあえず入札をしておいたら 落札をしてしまったのです。 三十数年以前、TMS4044-45NL を8Kバイト基板で3枚分(16 x 3 = 48 個)を購入しておいたのですが、実際に使用したのはその内の1枚分(16 個)だけで、 "19: 8 Kbyte Ram (1) ( 6000 〜 7FFF ) 基板" の 途中放棄の基板 で述べたように、 残りの2枚分(16 x 2 = 32 個)は途中放棄の基板 とともに部品箱の中でずっと待機状態でいました。 ところがこの度、"20: 8 Kbyte Ram (2) ( 8000 〜 9FFF ) 基板" の冒頭でも述べたように、これらの途中放棄の2枚の基板の復活を図って 三十数年ぶりにメモリの増設を行うことにしたのです。 しかし、"19: 8 Kbyte Ram (1) ( 6000 〜 7FFF ) 基板" の ICの劣化 で述べたように、既に完成済みの 19基板ではメモリチップ 16個の内の1個が不良となってしまいました。 そこで、この 19基板でのメモリチップすべてを取り外し、20基板とともに2枚の基板に、部品箱で待機中(ICピンの酸化具合が比較的良好)のメモリチップ 16 x 2 = 32 個を割り与えました。 そして、取り外したメモリチップ 16 - 1(不良) = 15 個は、今後の保守用部品として活用するだけに留めました。 そんな訳で、途中放棄の基板 の内、右側写真に写っている "メモリ IC用のソケットを取り付けただけ" の基板である本基板の 21基板には、 割り与えるメモリチップ TMS4044-45NL はもうありませんので、上述のように TMS4045-30NL を使用することにしたのです。 もっとも、もっと新しい(と言っても十分レガシーですが)メモリチップ 8 bit x 2,048 Word 構成の HM6116、TMM2016 や 8 bit x 8,192 Word 構成の HM6264 等を使用するという手段もあるのですが、 本 "8080A CPU コンピュータシステム" には TMS4045 の方が似合っていると思い、配線量は多くなるのですが敢えて古いデバイスを選択しました。 |
| 回路図 (CS21_8KbyteRam3.CE3) | ページトップ |
下図の全メモリ空間の内 □ で囲んだエリアが、本基板1枚で占めるメモリ空間 (A000 〜 BFFF) = 8,192 バイトです。
| Excel ファイル (MemoryMap.xls) | ページトップ |
| プリント基板パターン図 (部品面) (CS21_8KbyteRam3PC.CE3) | ページトップ |
| プリント基板パターン図 (ハンダ面) (CS21_8KbyteRam3PC1.CE3) | ページトップ |
冒頭でも述べたように、本基板ではメモリチップに TMS4045-30NL を使用しました。 TMS4044-45NL との比較を次表に示します。 また、TMS4045 は TMS4044 と異なってデータバスが 入力出力ともに共通のピン配置となっていますので、双方向バッファ μPB8216C を使用して分離をしました。 このデバイスも今となっては 相当レガシーなもので、私の部品箱にあったので使用をしましたが、現在ではその入手がかなり難しいと思われます。 |
| 部品表
| Excel ファイル (8080A部品表.xls) |
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