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[ 初公開日:2013年12月3日 ] |
古いLSI のストックがあり、またその資料も僅かに残っていたので組み立ててみました。 昔懐かしい沖電気の時計専用 LSI "MSM5509" を使用した、7セグメントLED 6桁表示のデジタル時計です。 |
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当初、LEDに高輝度用を使用したのにあまり深く考えず、残っていた資料のままのR定数で組み立ててしまったため、電源を投入して
動作させてみると明る過ぎて、特に AM/PM 用のLEDは、眩しくて見ていられないほどでした。 そこで、7セグ用の電流制限用抵抗を 22Ω → 47Ωに、AM/PM 用の
同抵抗には思い切って 180Ω → 1.5KΩに付け替えました。 これでかなり目に優しい輝きとなりました。 また、6桁並んだ7セグLEDを見ていると、何となくしまりがないような感じだったので、ついでに、時分と分秒の区切り用のコロンの代わりに、下図のように dp(デシマルポイント)を点灯させるように追加変更しました。 | 回路図 (Oki_MSM5509_DegitalClock.CE3) | 追加回路: 基板だけで動作させていた時には、実験用電源( 定電圧安定化電源 & 12Vシールドバッテリー用充電器 )で +6V の電源を 供給していましたので、何ら問題はなかったのですが、いざ、このデジタル時計をケースに収納して独立させるときに、ハタ と気が付きました。 持ち合わせの中でACアダプタ等の DC+6V の適当な電源がない。 ―― そこで急遽 DC+6V 用の電源回路を追加することにしたのですが、既に完成している プリント基板上にはそのスペースがありませんので、別基板を追加作製することにしました。 そこでまた、 DC+6V 用の三端子レギュレータ 7806 の持ち合わせもない。 代わりに Yahoo! オークションで入手した 7805(TA7805S)が多数手持ちにあったので それを使用することにしました。 安易的に下図のように、GNDピンにシリコンダイオード 1N4007 を2本入れ、VF = 約 0.6V を2本分電圧ブーストさせて、 +6.2V の出力を得ています。 時計専用 LSI MSM5509RS の動作電圧は、残っていた古い資料を見てみると、 6±0.6V となっていますので問題はないと思います。 |
| 回路図 (Oki_MSM5509_DegitalClock2.CE3) | ページトップ |
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"上側" 12 時間表示: AM 1時00分00秒 〜 PM 12時59分59秒 "下側" 24 時間表示: 0時00分00秒 〜 23時59分59秒* AM/PM 表示: 12 時間表示の時だけ1Hz (duty50%) パルスが、LSI の AM ピン(3) / PM ピン(4) から出力され、AM/PM LEDが点滅する。
"OFF" 通常動作 "ON" カウンタの内容をクリア: 0時00分00秒
"OFF" カウント動作 "ON" カウント停止
A | B | 動作内容 |
ON | ON | 時の桁2Hz早送り |
OFF | ON | 10分の桁2Hz早送り |
ON | OFF | 分の桁2Hz早送り |
OFF | OFF | 通常動作 |
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| プリント基板(1)パターン図 (部品面) (Oki_MSM5509_DegitalClock1PC.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(1)パターン図 (ハンダ面) (Oki_MSM5509_DegitalClock1PC1.CE3)
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| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (Oki_MSM5509_DegitalClock2PC.CE3) | ページトップ |
| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (Oki_MSM5509_DegitalClock2PC1.CE3)
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プリント基板をケース等へ取り付けて固定する場合、通常M3のビス、ナット、ワッシャ、スペーサー等を使用するのが一般的ですが、今回、
プリント基板(1) の取り付けには、ケースとの間隔が狭すぎてM3が使用できませんでした。 私の場合、ユニバーサル基板を多く使用するということもあって、初めにプリント基板がありきで、それに合わせてケースを探す―― というのがいつもの手段であるため、 なかなか難しいところがあります。 今回も 95 x 72 mm のプリント基板を、下図(ケース加工図を参照)のような実測値 105.5 x 72.5 mm の内径ケース(しかもテーパー状に なっている)に収めようというのですから、短辺の方がぎりぎりというか、相当大変な作業で、手持ちのM3用のスペーサーの外径がφ6 あるため、使用が不可でした。 上写真の左側にある4個の白いものが、自作をしたM2.6 用のスペーサーです。 右側のM3はプリント基板(2) の取り付け用です。 また、今回使用したケースは、下のケース加工図からも分かるように、下箱と上箱(蓋)とに別れていますが、重ねたときにかなりブカブカです。 そこでM2.6 のビスで 固定するようにしました。 下箱にM2.6 のタップを切り、上箱にはφ2.8 の穴が開けてあります。 ここでM2.6 のビスを使用したのは、将来的に もしもバカ穴になった場合に、 次にもう一度M3でやり直せるようにと考慮したためです。 |
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使用したケースは、100均(セリア)で購入した "クリアケース ミニ (L-8033) サナダ精工" という、ポリスチレンケースです。
| ケース加工図 (Oki_MSM5509_DegitalClockCS.CE3) |
ケース左側面から見たところ | 蓋をあけて上面を真上から見たところ | ケース右側面から見たところ |
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(主要部品: IC, トランジスタ等) | (データシート) | ||
時計用 LSI | .................... | MSM5509RS | |
トランジスタ | .................... | 2SC1815 | |
7セグメントLED | .................... | C-551SRD |
| 部品表
| Excel ファイル (Oki_MSM5509_DegitalClock_parts.xls)
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秋月??資料 (MSM5509RS) | ||
デジタル時計 MSM5509 時計専用LSI | .......... | http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/DigClock/MSM5509/MSM5509.html |
スペーサー(支柱)の自作 | .......... | http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/ElecHint/ElecHint.html#ElecHint14 |