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[ 初公開日:2019年8月14日 ] |
私はこれまでに数多くの時計、タイマーの類を作製して来て、私のホームページ上にも公開、発表をしてきました。 そして、それらのすべてに共通していることは(専用の時計用LSIを除くと)、
核にはCPUを使用したプログラミングを伴うものばかりでした。 最近、過去に製作をした私の作品の中で、プログラミングを伴わなくて作製することが比較的簡単なタイマーを見つけました。 資料によると、作製をした時期は 2010 年 1 月ごろとなっていますから、9 年半ほど以前の作品です。 私のオリジナルではないのですが、内容的に、いろいろと面白いことがいっぱい詰まっているので、このホームページに 取り上げてみることにしました。 このタイマーの作製時にはプリント基板だけでケースには収めてなかったので、急遽、次の写真のように今回ケースにも収めてみました。 私がこのタイマーの作製をするきっかけとなったのは、ある時、私が住んでいる市の市立図書館から借りてきた、一冊の本(このページ末の 参考書籍 を参照)の製作記事に 興味を持ったからです。 それは、"3分間ラーメンタイマーの製作" というもので、タイマー部分はアナログICによるのですが、3分経過後にチャルメラ音が鳴り出す ・・・ というユニークなもので、そのメロディーを 作り出す過程(方法)に、ロジック ICを組み合わせたシーケンスによって行っている、というところに特に興味を持ちました。 【 お知らせ 】 上述しているようにこの作品は私のオリジナルではないのですが、このページの公開を機にして、私も独自のものを製作してみたい ―― という気持ちが新たに湧いてきて、この度 "182. ラーメン・タイマー II 2題" を製作、公開をしました。 私の場合には、やはり PIC を使用したものとなりますが、興味のある方は是非ご覧になってください。 先の "182. ラーメン・タイマー II 2題" に続いて、"183. ラーメン・タイマー III" の製作、公開をしました。 前作に比べて、ずっと小型化と省電力化を実現しています。 |
オリジナルの回路では、4017 をカスケードにつなぐための2入力ANDに、なぜか、わざわざ2個のダイオード(と1個の抵抗)で構成をしていましたが、クロックの発生用に使用をしている 4011 の NAND ゲートの残りが、
丁度 2/4 個未使用で余っているので、私は上図のようにそれを使いました。 ちなみに、オリジナルの本( 参考書籍 )のプリントパターン図(図1-8)には誤りがあって、パターン図のように製作をするとチャルメラ音は鳴らない、と思います。 オリジナルの回路図(図1-3)上では省略がされていて、 何も書かれていないので回路図との対応が取れませんが、パターン図では IC2( 4011 )のピン番号 8 〜 14 のすべてが誤っていて、電源ピンと空きとなる入出力ピンの使い方が明らかに間違っています。 (指摘をしたようになってしまったことをお許しください。 もしかしたら、改訂版が出版されているかもしれません。) なお、オリジナルの本には、回路各部の動作説明が詳細にされているので、興味のある方は一読されることをお勧めします。 |
| 回路図 (RamenTimer.CE3) | ページトップ |
| ページトップ | ■ プリント基板パターン図 (部品面) ■| プリント基板パターン図 (部品面) (RamenTimerPC.CE3) | ページトップ | ■ プリント基板パターン図 (ハンダ面) ■| プリント基板パターン図 (ハンダ面) (RamenTimerPC1.CE3) | ページトップ | ■ プリント基板(2)パターン図 (部品面) ■
| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (RamenTimer2PC.CE3) | ページトップ | ■ プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) ■
| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (RamenTimer2PC1.CE3) | ページトップ | ■ ケース加工図 ■
| ケース加工図 (RamenTimerCS.CE3) |
| ページトップ | ■ 使用部品表 ■
| 部品表 | Excel ファイル (RamenTimer_parts.xls) | ページトップ | ■ 参考書籍 ■3分間ラーメンタイマーの製作
エレクトロニクス実践製作ガイド 丹羽一夫著 誠文堂新光社 2009年 3月 31日発行 Copyright (C) 2010-2023 やまもとみのる
初版:2010年1月12日、初公開:2019年8月14日、最終更新:2023年10月26日
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