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002. PICライター(プログラマー)

[ 初公開日:2015年1月3日 ]

このページを公開するにあたって ( 2015/1/3 追記 )

 私が初めてPICと出会ったのは、もう11年ほど前でしょうか。 それまでPICの存在をまったく知りませんでした。 仕事がそれほど忙しかったと言う訳でもないのですが、 この頃(それ以前)の私は "趣味の電子工作" を、久しく忘れた状態で過ごしていました。

 ところが、突然(でもないのですが)仕事から離れたことで、自由な時間を多くとれるようになったこともあって、昔から行なってきた自分の趣味のことを思い出し、 再び半田ごてを持つようになったのです。 そして、その方面のホームページをインターネットで巡っているうちに、PICの存在を知るようになったのです。

 こうして趣味を取り戻した私ですが、世の中はすっかり変わっていました。 私が知っているのは 8080A とか 6800 の延長線止まりで、PIC、AVRを始め、ワンチップCPUの発展には 目覚ましいものがありました。 ロジックICを例にとっても、私が過去に使用していたのはスタンダードTTL、もしくはLS−TTLまでで、HCシリーズに時代が移っていたなんて、 まったく思いもよらないことでした。

 そんな "浦島太郎" 状態の私が、最も興味を持ったのがPICでした。 昔々、8080A に若き情熱を注ぎこんできた自分を、再び思い出したのです。 やがて、PICの虜となったのは、 私にとって自然の成り行きだったのかもしれません。

 どんなCPUでもそうですが、プログラムをROM、もしくはCPU内のROMに書き込まなくてはなりません。 そのための道具がROMライター、すなわち、ここで紹介する "PICライター(プログラマー)" です。

 表題の管理番号に注目してください。 趣味を取り戻した直後に、この "PICライター(プログラマー)" の製作に取り掛かっています。 やがてこの後、PICを始めると 誰もが一度は通る道、LEDチカチカ "003. LEDフラッシャー" の製作を、ご多分に漏れず私も行なっています。

 それ以来、いろいろと使い込んできたこの "PICライター(プログラマー)" ですが、新しいデバイス(PIC)に対するファームウエアの更新がなかなか追いついて来ない、 と言うこともあって、2008 年 10 月頃に、純正の "マイクロチップ PICkit2" を購入しました。 したがって現在では、ここで取り上げた "PICライター(プログラマー)" はまったく使用していません。


 "PICkit2" を使用してみてまず初めに驚いたことは、書き込みの速度が比較にならないほど早い、と言うことでした。 それまで使用してきた "秋月" の「PICプログラマー」はいったい何だったのか、と思えるほどです。 外観も上写真のように小型で、まったく素晴らしいの一言です。




 この作品は、秋月電子通商の「AKI−PICプログラマーVer.3キット」を、タカチのアルミケース 「YM-150」 に組み込んだものです。
現在では、「PICプログラマーVer.4『バージョンアップキット』」 を搭載して、ファームウエアの更新がいつでも可能なようになっています。



パネル面のリニューアル ( 2007/1 更新 )

 当初パネル面の印字は、インスタントレタリングを使用して文字入れをしていました。 しかし、去年 (2006年) の夏ごろ、アルミケースとアクリルパネル面との間の僅かな隙間に、少々ですが水をこぼしてしまいました。

 結果、部分的に白っぽく変色をしてカビが生えたように、見苦しいパネル面になってしまいました。 そこで、めんどうですが この際、パネル面のリニューアルを試みることにしました。 また、ケース内の配線も一部気に入らないところがあったので、 これもやり直しました。

■ 回路図 ■

| 回路図 (PIC_Programmer.CE3) | ページトップ |

■ ケース内部の様子 ■

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■ プリント基板(1) (部品面) ■

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■ プリント基板(1) (ハンダ面) ■

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■ プリント基板(2)パターン図 (部品面) ■

| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (PIC_Programmer2PC.CE3) | ページトップ |

■ プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) ■

| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (PIC_Programmer2PC1.CE3) | ページトップ |

■ パネルレイアウト ■

■ パネル (印刷用) ■

| パネルレイアウト Excelファイル (PIC_Programmer.xls) | ページトップ |

■ ケース加工図 ■

 使用したケースは、"タカチ" の "YM-150" アルミケースです。

| ケース加工図 (PIC_ProgrammerCS.CE3) | ページトップ |

■ 使用部品表 ■

(主要部品: IC, トランジスタ等)

(データシート)
PICマイコン .................... PIC16F877
RS232Cレベルコンバータ .................... ADM3202AN
HC-MOS IC (アナログスイッチ) .................... 74HC4066AP
三端子レギュレータ .................... LM317T
三端子レギュレータ .................... LM340T5
トランジスタアレー .................... TD62003AP

| 部品表 | Excel ファイル (PIC_Programmer_parts.xls) | ページトップ |

■ 参考資料・サイト ■

AKI-PICプログラマキット Ver3 .......... http://akizukidenshi.com/download/kairo/データ/マイコン関係/A009_AKI-PICプログラマVer3.pdf
PICプログラマ用 Ver4バージョンアップ モジュールキット .......... http://akizukidenshi.com/download/kairo/データ/マイコン関係/A010_PIC_Ver4.pdf
PICライターの作成 .......... http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/pic5_1.htm

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初版:2006年12月14日、初公開:2015年1月3日、最終更新:2023年11月4日