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108. ヘッドホンアンプ 74HCU04
サイト "soundrabbitの無駄話" を通して、
サイト "Headphone Amp" (韓国) を知り、そこで紹介されていた "74HCU04 Pocket Headphone Amp" ですが、
簡単なので私も製作をしてみました。
オペアンプなどを使用しないで、C-MOSのロジックICによって増幅をさせる、風変わりなヘッドホンアンプです。
極力小型に作製するために、単3 x 4本用のスイッチ付きBOX型電池ホルダを利用して、その内部にプリント基板の組み込みができるように、加工をしてみました。
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■ 回路図 ■
| 回路図 (HeadphoneAmp74HCU04.CE3) | ページトップ |
( 2020/10/08 更新 )
上図において、間違いがあったので訂正をしました。 入力 INPUT の L CH と R CH が逆になっていました。 上図の HEADPHONE ジャックへの出力 OUT の接続が正しいものとすると、
3極のステレオ用プラグでは、先端から L、R、GND となっていますから、上図の入力名は L CH と R CH が逆になります。
なお、実際の本機の製作物には L、R の表示がないため、プリント基板パターン図 のように、入力と出力の関係が合っていれば問題は起こりません。
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■ ケース内部の様子 ■
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裏蓋を開けてフロント側から見たところ |
裏蓋を開けてリア側から見たところ |
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裏蓋を開けて左側面から見たところ |
裏蓋を開けて右側面から見たところ |
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■ プリント基板パターン図 (部品面) ■
| プリント基板パターン図 (部品面) (HeadphoneAmp74HCU04PC.CE3)
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■ プリント基板パターン図 (ハンダ面) ■
| プリント基板パターン図 (ハンダ面) (HeadphoneAmp74HCU04PC1.CE3)
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■ <参考> プリント基板 ■
上記のプリント基板を作製前には下記のようなパターン配置を考えていました。 左右チャンネルの出力に繋がっている電解コンデンサ(470μF 16V)を、
通常行なっているように立てた配置とするつもりでした。 しかしケース(電池ホルダ)に収納するには高さがほぼぎりぎりなので、余裕を持たせるために
寝かせて実装するように変更をしました。
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| (部品面) (HeadphoneAmp74HCU042PC.CE3) | |
| (ハンダ面) (HeadphoneAmp74HCU042PC1.CE3) | |
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■ ケース(電池ホルダ)の加工と基板の組み込み ■
使用したケースは上述したように、単3 x 4本用のスイッチ付きBOX型電池ホルダ "SBH-341-AS" を、下写真のように加工して使用しました。
この電池ホルダは "秋月電子通商" で取り扱っているものです。
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[ 加工前 ] |
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[ 加工後 ] 右下の取り外した2枚の金具は不要 |
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[ 基板を組込後 ] |
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上写真に示すように、4本用の電池ホルダのため電池収納用に4つの小部屋に仕切られていますが、そのうちの左側2部屋はこのアンプの電源用としての
電池2本が使用します。 そして残りの右側2部屋を使ってプリント基板の収納用とします。
加工法は、まず不要となる上側中央の電極と右下側の電極を取り外します(上中央写真)。 そして右端部屋の上側の赤線が付いた電極を、左から2番目部屋の上側に移動させます。
プリント基板の収納用の右側2部屋は、両者の仕切りを取り除いて大部屋に改造します。
大部屋に改造した部屋の右下部分には、プリント基板にハンダで固定してある入出力用のΦ3.5 ミニジャックの接続口が、外部と通じるように2つの穴を開けます。
このとき、この穴あけの位置調節が結構難儀ですが現物合わせで慎重に行います。
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■ 使用部品表 ■
(主要部品: IC, トランジスタ等) |
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(データシート) |
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HC-MOS |
.................... |
TC74HCU04AP |
| 部品表
| Excel ファイル (HeadphoneAmp74HCU04_parts.xls)
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■ 参考サイト ■
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初版:2009年1月15日、初公開:2015年7月17日、最終更新:2023年11月2日