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x01. タイマー(ストップ・ウオッチ付き)・プログラム

[ 初公開日:2013年6月23日 ]

 "私の電子工作作品集" とホームページ・タイトルを付けておきながら、いきなり "番外" のトップで 電子工作の伴わないものをご紹介して、まことに恐縮なんですが ・・・・・

 私は現在、このホームページの作成にも、プログラムの開発にも、Windows 7 のノートパソコンで行っています。 そしてそのデスクトップ上の片隅には、表題のタイマーが今でもずっと時を刻み続けております。

 このタイマー、実は 15 〜 6 年も以前に私が作ったもので、OSは確か Windows 95 の頃でした。 OSは今までに どんどん変わってきましたが、上記のように Windows 7 上でも何ら問題なく動き続けております。

 当時、インターネットというものは現在のようにまだまだ一般的ではなく(いや、なりつつあった頃かな?)、 パソコン通信と呼ばれるものがマニアの中では流行していました。 最高 56kbps のモデムを使い、NIFTY-Serve や PC-VAN 等のホストサーバと、ダイヤルアップで接続してデータの遣り取りを行うのです。

 私も両パソコン通信ホストの会員となり、趣味のフォーラムに、MS-DOS 時代に作成したプログラム数点とともに、 この "タイマー・プログラム" も、フリーウエアとして登録がしてありました。

 そんな訳で、ベクター ( Vector ) から、この "タイマー・プログラム" を CD-ROM に収録させて欲しい――との依頼がありました。(当時、ベクターは CD-ROM 付きの 書籍の販売等をする企業でした。) 承諾すると、更新時にベクターから収録された CD-ROM 付きの書籍が、礼にと送られて きたりしたことを覚えています。
 当時のドキュメントファイルを基に、このページ用に必要部分を抜粋して、図等を加えて編集し直したのが、 以下の説明です。

■ 本プログラムの特徴 ■

 本プログラムは、基本的にはディジタル時計であり、タイマー機能とストップ・ウオッチ機能が備わっています。 右クリックによるポップアップメニューによって、それらの機能を簡単に選択することが可能です。

 また、本プログラムを作成するにあたり特に気を使ったことは、プログラムの性質上、常にデスクトップの片隅において使用できるように、 表示面積を極力小さくするように努めました。そのためウインドウ(フォーム)からタイトルバーをなくしたデザインにしてみました。

■ 本プログラムの機能説明 ■

 供給したアーカイブ・ファイル( TIMER140.lzh )を、"Lhasa"(たけちん氏作) 等の アーカイブ・ファイル解凍プログラムで、適当なフォルダ内に解凍するだけで特別なインストール作業は不要です。  *(現在の新しいOSでは、エクスプローラ等で、簡単に解凍ができます。)

 解凍後に得られた TIMER.EXE、またはそのショートカットをデスクトップ上に置いておき、それらをダブルクリックするだけで 「タイマー」が起動します。


 以下に、ポップアップ・メニューの項目「操作説明(M)...」を選択したときに表示される内容を、ここにあげておきます。

□□□□□□ Timer (ストップウオッチ付き)の 操作説明 □□□□□□

 Timerの、ボタン以外の部分を右クリックすることによって、ポップアップ・メニューが表示され、各種項目を選択することが できます。

[ポップアップメニュー]

 ・ Timerについて(A) ...
    Timerについての、バージョン情報等を表示します。


 ・ 操作説明(M) ...
    この表示画面のことで、Timerについての、簡単な操作説明を表示します。右側のスクロール・バーを上下して、適宜 読んでください。

 ・ タイマー(T)
  • 時間設定(S) ...
    タイマー・モード時の時間設定をします。選択すると[設定]パネルがエディタ・モードになりますので、設定時間を 入力してください。 起動時は 00:00:00 に設定されています。


  • 表示(D)
    ストップウオッチ・モードから、タイマー・モードに切り替える時に選択します。
 ・ ストップウオッチ(S)
   タイマー・モードから、ストップウオッチ・モードに切り替える時に選択します。

 ・ 引継情報の更新(U)
   現在のタイマー表示位置情報や、現在のタイマー/ストップウオッチ・モード情報を、次回の起動時に引き継げるように記録を更新します。

 ・ Timerの終了(X)
   Timerを終了します。

 (注)表示部は下段の同一のパネルを使用しますが、タイマーとストップウオッチでは、内部的には独立して別々の制御部が動作をします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[現在]パネル:
現在の時刻を表示します。(通常の24時間表示時計)
なお、当パネルをダブルクリックすることにより、時刻の表示から日付の表示(またはその逆)に、切り替えることが できます。
また、タイマー・モード時に日付の表示をさせておくと、その表示中はタイマーが機能しなくなります。ただし、 時刻の表示に切り替えれば、再びタイマー機能が動作し始めます。

[設定]パネル:
設定した時刻を表示します。(タイマー時)
起動直後、およびポップアップ・メニューで、「タイマー」が選択された時に、表示されるモードです。
また、「タイマー|時間設定」が選択されると、エディタ・モードになりますので、設定時間を入力してください。

[経過]パネル:
経過した時刻を表示します。(ストップウオッチ時)
ポップアップ・メニューで、「ストップウオッチ」が選択された時に、表示されるモードです。
24時間表示のため、最大の 23:59:59 を越えた場合には、00:00:00 から 再度カウントをし直します。

[終了]ボタン:
Timerを終了します。

[設定]ボタン:
以下の図のように、クリックするごとに順次ボタンの機能と表示が変化をして、タイマーまたはストップウオッチの動作を 実行します。

    ┌───┐
    │   ↓
    │  [設定]
    │   │
    │   ↓
    │  [解除]
    │   │
    └───┘
(タイマー時)

[設定]パネルに表示されている時刻を設定し、タイマー機能を開始します。

設定した時刻を解除し、タイマー機能を停止します。

 
    ┌───┐
    │   ↓   
    │  [スタート]
    │   ↓
    │  [ストップ]
    │   ↓
    │  [クリア]
    │   │
    └───┘
(ストップウオッチ時)

経過時間のカウントと、その表示を開始します。

経過時間の表示を残したまま、カウントを停止します。

停止したままの経過時間の表示を、00:00:00 にクリア します。
  

■ 補足説明 ■

 上記にも説明がしてありますが、分かりづらい点も多いと思いますので、タイマー機能について、もう少し補足説明をします。

エディタモードで時間を設定中 設定時間 11:10:00 になるのを
監視中
設定時間を過ぎたので 緑/黄色の
リバース表示中
タイマー機能を解除後
  • まず、ポップアップ・メニューで 「タイマー(T)」 → 「時間設定(S)...」 を選択します。 すると、[設定]パネルが白文字の エディタ・モードになりますので、希望するタイマーの設定時間を入力します。 入力後、[設定]ボタンをクリック、または [Enter]キーを押下すると、エディタ・モードから抜け出し、タイマー時間が設定されます。 この時 [設定]ボタンは[解除]ボタンに 変更されます。

  • 時間設定が済むとこのタイマー(Timer)は、ひたすら設定時間になるのを待ち、時間を監視し続けます。 その間に何らかの理由で タイマー機能を解除したい場合には、[解除]ボタンをクリックすれば、その機能を打ち切ることができます。 そして[解除]ボタンは 再び [設定]ボタンに変更されます。 [設定]パネルの表示はそのままで変わりません。 ここでもし、再びタイマー機能を続行させたい 場合には、[設定]ボタンをクリックすることによって、再び設定時間を監視し続けます。 また、設定時間を変更したいような場合には、 初めのポップアップ・メニューの選択からやり直します。

  • やがて、設定時間になると([設定]パネルの表示と[現在]パネルの表示が一致すると)、[設定]パネルの表示色が 緑と黄色のリバース表示(交互)になるとともに、ビープ音が断続的に鳴って、周囲に注意喚起を行います。 これらの一連の動作は そのままにして置くと、1分間続きます。 そして [解除]ボタンは、そのままの表示を続けます。 また、この1分の間に [解除]ボタンを クリックすることによって、リバース表示とビープ音を即座に中止することもできます。 そしてこの場合には、[解除]ボタンは 再び [設定]ボタンに変更されます。

  • 上記のように、(タイマー時)には [設定] → [解除]、(ストップウオッチ時)には [スタート] → [ストップ] → [クリア] と、 クリックをする度にボタン名が変更されますが、表示されているボタン名の意味は、クリック後に行う動作(機能)を表しています。 決して、現在の状態を表しているのではありません。
 また、下記の参考サイト "ベクター" に登録されているバージョンは "Version 1.40" ですが、実はもう少し機能アップした "Version 1.40a" がありまして、こちらの機能補足をいたします。


 "Version 1.40" では、[現在]パネルのダブルクリックを繰り返すことによって、時刻の表示から日付の表示(またはその逆)に、 切り替えることができるのですが、"Version 1.40a" では、「時刻の表示 → 日付の表示 → 曜日の表示」 を繰り返し表示します。

   

■ 参考サイト ■

ベクター Timer ..... http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se056847.html

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初版:2013年6月20日、初公開:2013年6月23日、最終更新:2023年11月4日