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085. 沖電気 MSM5509 デジタル時計

[ 初公開日:2013年12月3日 ]

 古いLSI のストックがあり、またその資料も僅かに残っていたので組み立ててみました。

 昔懐かしい沖電気の時計専用 LSI "MSM5509" を使用した、7セグメントLED 6桁表示のデジタル時計です。

■ 回路図 ■

 当初、LEDに高輝度用を使用したのにあまり深く考えず、残っていた資料のままのR定数で組み立ててしまったため、電源を投入して 動作させてみると明る過ぎて、特に AM/PM 用のLEDは、眩しくて見ていられないほどでした。 そこで、7セグ用の電流制限用抵抗を 22Ω → 47Ωに、AM/PM 用の 同抵抗には思い切って 180Ω → 1.5KΩに付け替えました。 これでかなり目に優しい輝きとなりました。

 また、6桁並んだ7セグLEDを見ていると、何となくしまりがないような感じだったので、ついでに、時分と分秒の区切り用のコロンの代わりに、下図のように dp(デシマルポイント)を点灯させるように追加変更しました。

| 回路図 (Oki_MSM5509_DegitalClock.CE3) |


追加回路:

 基板だけで動作させていた時には、実験用電源( 定電圧安定化電源 & 12Vシールドバッテリー用充電器 )で +6V の電源を 供給していましたので、何ら問題はなかったのですが、いざ、このデジタル時計をケースに収納して独立させるときに、ハタ と気が付きました。

 持ち合わせの中でACアダプタ等の DC+6V の適当な電源がない。 ―― そこで急遽 DC+6V 用の電源回路を追加することにしたのですが、既に完成している プリント基板上にはそのスペースがありませんので、別基板を追加作製することにしました。

 そこでまた、 DC+6V 用の三端子レギュレータ 7806 の持ち合わせもない。 代わりに Yahoo! オークションで入手した 7805(TA7805S)が多数手持ちにあったので それを使用することにしました。 安易的に下図のように、GNDピンにシリコンダイオード 1N4007 を2本入れ、VF = 約 0.6V を2本分電圧ブーストさせて、 +6.2V の出力を得ています。

 時計専用 LSI MSM5509RS の動作電圧は、残っていた古い資料を見てみると、 6±0.6V となっていますので問題はないと思います。

| 回路図 (Oki_MSM5509_DegitalClock2.CE3) | ページトップ |

■ ケース外観と内部の様子 ■

ケース正面の斜め上から見たところ ケース背面の斜め上から見たところ
ケース左側面の斜め上から見たところ ケース右側面の斜め上から見たところ
ケース上面を真上から見たところ ケース裏面を真上から見たところ
蓋をあけて上面を真上から見たところ 下段の電源基板の取り付けの様子

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■ 各スイッチの機能と使用法 ■

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■ プリント基板(1)パターン図 (部品面) ■

| プリント基板(1)パターン図 (部品面) (Oki_MSM5509_DegitalClock1PC.CE3) | ページトップ |

プリント基板(1)パターン図 (ハンダ面) ■

| プリント基板(1)パターン図 (ハンダ面) (Oki_MSM5509_DegitalClock1PC1.CE3) | ページトップ |

■ プリント基板(2)パターン図 (部品面) ■

| プリント基板(2)パターン図 (部品面) (Oki_MSM5509_DegitalClock2PC.CE3) | ページトップ |

■ プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) ■

| プリント基板(2)パターン図 (ハンダ面) (Oki_MSM5509_DegitalClock2PC1.CE3) | ページトップ |

■ ケースへのプリント基板の取り付け ■

プリント基板をケース等へ取り付けて固定する場合、通常M3のビス、ナット、ワッシャ、スペーサー等を使用するのが一般的ですが、今回、 プリント基板(1) の取り付けには、ケースとの間隔が狭すぎてM3が使用できませんでした。

私の場合、ユニバーサル基板を多く使用するということもあって、初めにプリント基板がありきで、それに合わせてケースを探す―― というのがいつもの手段であるため、 なかなか難しいところがあります。 今回も 95 x 72 mm のプリント基板を、下図(ケース加工図を参照)のような実測値 105.5 x 72.5 mm の内径ケース(しかもテーパー状に なっている)に収めようというのですから、短辺の方がぎりぎりというか、相当大変な作業で、手持ちのM3用のスペーサーの外径がφ6 あるため、使用が不可でした。

そこでM3がだめなら―― ということで、M2.6でやってみることにしたのですが、M2.6 用のスペーサーが簡単には手に入りません。 サイト "O-Family 電子工作の部屋" へは時々お邪魔をするのですが、 "14.スペーサー(支柱)の自作" で自作の方法が 紹介されていました。

上写真の左側にある4個の白いものが、自作をしたM2.6 用のスペーサーです。 右側のM3はプリント基板(2) の取り付け用です。

また、今回使用したケースは、下のケース加工図からも分かるように、下箱と上箱(蓋)とに別れていますが、重ねたときにかなりブカブカです。 そこでM2.6 のビスで 固定するようにしました。 下箱にM2.6 のタップを切り、上箱にはφ2.8 の穴が開けてあります。 ここでM2.6 のビスを使用したのは、将来的に もしもバカ穴になった場合に、 次にもう一度M3でやり直せるようにと考慮したためです。

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■ ケース加工図 ■

 使用したケースは、100均(セリア)で購入した "クリアケース ミニ (L-8033) サナダ精工" という、ポリスチレンケースです。

| ケース加工図 (Oki_MSM5509_DegitalClockCS.CE3) |


ケース左側面から見たところ 蓋をあけて上面を真上から見たところ ケース右側面から見たところ

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■ 使用部品表 ■

(主要部品: IC, トランジスタ等)

(データシート)
時計用 LSI .................... MSM5509RS
トランジスタ .................... 2SC1815
7セグメントLED .................... C-551SRD

| 部品表 | Excel ファイル (Oki_MSM5509_DegitalClock_parts.xls) | ページトップ |

■ 参考資料・サイト ■

秋月??資料 (MSM5509RS)
デジタル時計 MSM5509 時計専用LSI .......... http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/DigClock/MSM5509/MSM5509.html
スペーサー(支柱)の自作 .......... http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/ElecHint/ElecHint.html#ElecHint14

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初版:2006年12月10日、初公開:2013年12月3日、最終更新:2023年11月1日